tetugorous Photograph

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高取城に行った。

※写真をクリックすると拡大します。(The Click to enlarge photos.)

 

高取城に行こう行こうと思っていたので行ってきました。

前回郡山城に行った時に近畿では高取城が最高と言いましたが久しぶりに行って本当に静謐という言葉が似合う城だと思いました。

本当なら雪の高取城に行くのが最高なのですが流石に春の暖かさになった高取城に雪は降ってませんでした。

とは言え雪が降っていなくても高取城の素晴らしさは変わりません。

特に日本のアンコール・ワットという言葉が相応しい静謐さと森林から漏れる木漏れ日、そして石垣群の素晴らしさは城に興味はなくとも心弾む場所であるはず。

しかし、登山道は全くの未舗装です。

恐らく落石だと思うのですが拳大の石がそこかしこにゴロゴロと転がっているので町中で使うようなスニーカーやウォーキングシューズだとちょっと辛いかもブーツで登ったほうが良いと思います。

私もブーツで登りましたので。

とは言え木で作った階段で整備はされているので全て坂道と言うわけではありません。

登山道を登って行くとかなり高い高石垣に出会います。

櫓があったら凄い高さだと思います。

ここから石を落とされたらたまったものじゃありませんね。

城を撮っていていつも思うのは撮った後、攻め手の足軽の気持ちになると「ああ、俺ここで死んだな」って思います。

しかしまだこの高石垣はスタート地点でしかありません。

この高石垣を進むと竹藪に出会います。

そしてその竹藪を抜けるとすごく綺麗に舗装された木製の階段があります。

それが城に本格的に入るという合図です。

階段を登ると最初に出会う石垣は恐らくですがこの城で一番長い回廊にあたる部分だったと思います。

非常に長く恐らく素晴らしく白い城壁があったのだと思います。

なぜ素晴らしく白いと言えるかというと高取城には昔から唄われた小唄があるのですがその歌が「巽高取雪かと見れば、雪でござらぬ土佐の城」と言う歌があるからです。

土佐は高知県の土佐ではなく高取の旧名が土佐というのですが、その土佐の城は雪と見間違えるほど綺麗な白い城だったのです。

ところで高取城ですが立派なのは理由があって日本にある数多くの山城の中でも日本三大山城と言われており国宝の備中松山城、岐阜県の岩村城、奈良県の高取城と日本最大級の山城としてその城跡をとどめているのです。

高取城は江戸時代に天誅組の乱に巻き込まれたこともある城で司馬遼太郎の短編「人斬り以蔵」の1編「おお、大砲」にも登場します。

天誅組はこの高取城を攻略して勤王倒幕の拠点にしようとしました。

高取藩は二万五千石の小藩で、守る武士の数も少なく容易く落とせるだろうと考えていましたが、天誅組は堅牢な山城に攻めあぐねます。

守る高取藩は長く戦乱が無かったため戦国時代さながらの武装で天誅組を迎え撃ちます。

そして昔徳川家康が高取城の蔵に保管させた大阪夏の陣で使用したという言われの藩のご神体となっていた腐りかけの六門の大砲を防衛に使用しましたが、五門は使用不可能で、残りの一門は轟音を立てて鉄の玉を発射して天誅組の陣に飛び込みましたが一人も打ち倒すことはありませんでした。

しかし天誅組は轟音に驚き、戦い慣れていない農民が武士のフリして参加したこともあって怯えて逃げ去ってしまいます。

天誅組の最期は皆さんご存知の通り東吉野村の奥地まで逃げましたが再起叶わず首謀者の一人の那須信吾は幕軍に切り込んで討ち取られ残りの残党も斬死したり自害したり捕らえられたりと散々に打ち破られます。

そんな高取城は天守、櫓、城門などが破却されて石垣だけ残った状態でもその往時を忍ばせています。

そしていよいよ本丸へ

十五間多門から素晴らしい天守台が望めましたがこの天守台がこの山の頂上になります。

ところで今年はスギ花粉が凄いですね。

私は実は花粉症なのですが今日は花粉が酷かったらしく鼻水もくしゃみも止まらずひどい状態でした。

しかしそれでもこの城は素晴らしいとくしゃくしゃの顔で泣きそうになりながら写真を撮っている姿は外から見ると変態ですね。

しかも静謐と思える山の中で大音声のくしゃみをしまくります。

今日は人が少なかったですが山登りしていた外国人の親子が私のくしゃみにビビってピクニックの弁当を食べる手を止めて振り返りました。

すみませんねえ。

しかし、お陰で今日は花粉を身体に溜め込んだようで書いている時もくしゃみが止みません、ホント辛い・・・

花粉に苦しみながら本丸の素晴らしい眺望を楽しんで絶えられなくなったので帰り道を急ぎます。

今日は昼間に行きましたがこの城の山登りは16時からが理想です。

私は夕陽はあんまり撮り気になりませんが夕方の斜光が高取城をより素晴らしくすることは否めません。

それにこの城は車で行くと城の入り口までは行くことが可能です(路駐になっちゃいますが・・・)

入り口から本丸までは写真を撮らなければ1時間掛かるか掛からないか、私は写真を撮りながらなので時間がかかりますがそれでも1時間30分程度で本丸まで登れます。

帰りは滑るのに気をつけながら降りても30分位なので夕方に行っても夜になって帰るといった事はありません。

暗闇の中、光のない草むらを歩くようなことはないので安心して夕方に行くといいと思います。

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tetsugorou • 2015年3月18日


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Comments

  1. M.Sugimura 2015年3月19日 - 12:38 AM Reply

    俺を置いて行ったのですね・・・桜はまだ咲いてなかったでしょうか?
    通勤中のひとんちの植え込みの桜が咲いていたので危機感を覚えています。
    桜を撮りたいわけではないのですが高取城の桜をトワイライトタイムに撮りたいとたまに思い出します。
    確かに魯がある前提で石垣を見るととても高いうえにそこから矢を射られたらどうしようもないですね。
    こちらは少し花粉が落ち着いてきましたが大阪に戻る頃にまだそちらは花粉が飛んでいるでしょうか・・・スギもヒノキも震災復興やらバイオエタノールやらに使えばいいのに全然使おうとしないですね。
    伐採して植え直す管理がされている山林が少ないからだそうですが、植え直さずに時間はかかりますが遷移に任せて広葉樹林になるように仕向けたほうが花粉症も緩和されるうえに根の浅いスギなどと違って山崩れも少なくなって良いのにと思うのですが農林水産庁?はそう考えないのでしょうか。
    花粉症による生産性低下は日本全国に大きな影響を及ぼしていると思います。
    針葉樹ばかりの山は生き物も少なくてつまらないですし、なんとかならないものかと思います。

  2. tetsugorou 2015年3月19日 - 1:15 AM Reply

    桜はまだ咲いてませんでしたねえ。
    大阪は4月にならないと咲かないんじないですかね?
    蕾は少しだけついていましたが
    高取城の場合は山の上何で4月半ばから後半にかけてがいいんじゃないでしょうか

    城の楽しみは自分が攻めている気分になることですよ。
    それが一番そして写真を撮っていて思うのがここいいって思うところは大概自分が攻撃にさらされる場所って言うことです。

    まあ杉については植え直しが面倒なだけじゃないでしょうか?
    私有地だったら個人が植え直さないと駄目ですしね。

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